私は家計簿アプリマネーフォワードを5年以上使っています。株式等の資産運用、カード引き落としなどの資金繰り、月々の損益管理が楽だと感じており、紹介しようと思います。
きっかけ
社会人になってから、家計簿をつけ始めました。初めは、エクセルで管理していました。カード使用明細見ながら、支出科目毎のシートに振り分け、資金繰り表を作成していました。しかし、日々の入力も多く、月々の損益を計算するのは手間がかかっていました。
そんな時、マネーフォワードに出会いました。アプリに銀行・証券会社・カードの情報を連携すると使用明細がアプリに自動で連携されます。支払予定日も連携されるので、資金繰りにも役立ちます。損益が一目瞭然であり、収支改善にもつながりました。リリース初期から使い始めたので、8年以上使い続けています。
ただ収支が明確なので、自分のお金の使い過ぎに心が折れることが多々あります・・・
マネーフォワードの魅力
銀行・証券・カード連携
大体の金融機関の情報が連携できます。自分が口座を持っている口座は・・・全て連携できます。
金融機関以外に、アマゾン・楽天・スイカの情報も連携できます。
お金を使った情報は、API連携で自動的にマネーフォワードに連携されます。ただし、二重で取り込みされてしまう情報もあるので、注意が必要です。
例えば、クレジットカードとアマゾンの情報をデータ連携している場合、アマゾンのデータとアマゾンに登録しているクレジットカードのデータがマネーフォワードに連携されます。費用が二重計上されてしまうので、どちらかの情報口座を振替、計算対象外にする必要があります。
相手先の科目パターンの記憶
入出金のデータは、自分で科目登録(食費・日用品・交際費等)する必要があります。ただ、2回目以降は、相手先情報を記録しており、デフォルトで同じ科目が出てきます。違う科目にするときだけ、変更が必要です。
科目細目の新設
よく使う補助科目を編集できます。補助科目の細目も相手先に記録されるのは、金額集計にとても便利です。
債務残高(住宅ローン)
住宅ローンなどの債務残高も表示されます。
ローン残高を都度確認できることによって、資金ショートの心配はありませんが、減らない債務残高に心が折れます(笑)。
確定申告も?
マネーフォワードMEでは、確定申告もできるサービスがあります。ただ、無料会員の人は1年以上前の入出金明細を閲覧できません。プレミアム会員(月額500円)にした方がストレスなく、申告データを保存できそうです。
事業規模が大きくなったら、確定申告書と連携でき、機能が豊富なクラウド確定申告も魅力的です。
マンションを賃貸に出し、不動産賃貸収入が発生する、もしくは、YouTubeで恒常的に収入が発生する場合は、クラウド確定申告を導入しようと思います。
(渓流釣り動画のYouTubeはあと800人チャンネル登録者数が増えないと1円の収入すらありません。やれやれ)
マネーフォワードの財務
少し趣向を変え、マネーフォワードの会社状況を調べてみました。
直近5期の最終損益は全て赤字。売上に対する赤字比率も結構大きいです。赤字で倒産しないのでしょうか?株式市場から資金調達しており、損失による資本の毀損を補っています。
ストックオプションも含めると、かなりの回数資本増強しており、有報の発行済株式総数・資本金等の推移を読み込むのも一苦労です。大幅資本増強のみ赤字で記載しました。
21年8月の300億円の株式発行により、自己資本比率が7割超、現預金360億円となっているので、当面の資金繰りは大丈夫そうです。
巨額の赤字を資金調達で埋める。東証の上場廃止基準に抵触しないのか?と東証HPを見ると、
東証廃止基準に、連続赤字で上場廃止という条件はないのですね。利益が関係するのは、損失が膨らみ債務超過になったときだけです。時価総額も売上160億円に対して3,000億円近く・・・。無限に資本市場から増資できそうです。
監査法人はソフトバンク・クリエイトレストランツを担当しているトーマツです。アメリカ型の超投資先行型の上場モデルの香りが強いと感じました。役員もソニー・ゴールドマンサックスと超重量級プレーヤーが多いです。
マネーフォワードの成長性に期待が持てますが、今の株価水準を満たすレベルまでに成長するにはかなりの時間が必要そうです。株は購入しませんが、サービスは使い続けようと思いました。
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